美しい金属筐体をじっと眺めているだけで、撮影前から心が満たされるNicca type-5。コンパクトながらずっしりとした重みがあり、その見た目のかっこよさが所有欲を高めてくれます。フィルムを入れずとも、巻き上げの音やシャッター操作の感触で遊びたくなるほど操作が楽しいカメラです。
触っているだけで楽しいのに、しっかりと写真を撮れるのがいいところ。
バルナック時代終期らしく、初心者にも使いやすいバルナックカメラです。
1955年に登場した Nicca type-5 は、Leica IIIc を強く意識したデザインですが、1/1000秒の高速シャッターとフィルム背面ヒンジ式の裏蓋など、実用性も意識した改良が施されています。Leicaコピーではありますが、日本製らしい丁寧な仕上げと使いやすさが魅力です。
バルナックタイプのクラシックカメラを探しているなら、眺めていても、撮影しても満足できる一台として、この Nicca type-5 は特におすすめです。
こんな方におすすめ
- フィルムカメラ初心者の方(初めてのカメラが一生の愛機になるかも)
- バルナックタイプのレンジファインダーの操作性と描写の魅力に惹かれている方